野球肩
当院は、この道16年で4万人の治療をしてきた私が、今までの経験を
もとに野球肩についての原因や方針を述べています。
早く良くなりたい方は、そのまま読み進めてください。
〇野球肩とは・・・?
人にはたくさんの関節がありますが、中でも肩関節は可動域が
一番広いため関節としての支持性が弱いです。
そのためスポーツだけでなく、日常生活でも常に使っているため
痛めやすい関節と言えます。
〇どうして野球肩になるの…?
特に野球などのピッチャーなどは腕を思いっきり振り下ろす
動作を何回もしますから、かなり筋肉をを酷使してます。
そのため使いすぎにより肩を痛めることが多いです。
普段は腕を上にあげることなどめったにないぐらい
構造的にはつらい動作なのです。
それぞれ痛むところが違いますが、
・肩の亜脱臼
・関節唇損傷
・腱板損傷
・骨折(上腕骨の骨端線離解
などが考えられます。
(腱板とは、肩甲骨と腕の骨をつないでいる腱をいい、この腱が切れたのが
腱板断裂です。)
野球肩と良くいわれますが、その他のスポーツでもなっている方が
多くいます。
手を上げるスポーツ、バスケットボール・バレーボールなども
同じような症状が出るひとつです。
運動の前の十分なウォーミングアップや運動後のメンテナンスを
ちゃんとしないで使い続けた結果疲労が蓄積して起こっていること
が多いです。
野球などでは成長期にあまり投げすぎることも肩の故障につながります。
〇当院ではこんな治療をしていきます
ここでは、野球のピッチャーを例に説明しますね。
まず、投げるフォームのどこの動作で痛みがでるのかを
確認します。
痛みの出る動作によって治療する部位が変わってきます。
基本的には動かす時に痛みが出ますから、動きを随時確認しながら
治療していきます。
主には、肩関節の筋肉・関節、肩甲骨、肋骨ですが、場合によっては
骨盤や股関節なども調整する場合があります。
腱板の断裂となると状況が違ってきますが、他の場合は多少運動は
休んでいただきますが、段々出来るようになります。
そうは言っても、どうしても痛みを早くとって練習がしたいなど
希望があると思います。
疲労程度の痛みだけなら、患部の治療だけでなくなることが多々ありますので、
ひと言言っていただければ、その意向を組んでいきます。
ただし、痛みがぶり返す可能性がありますのでご了承ください。
ベストなのは運動を少し休み、治療することで後々にケガを引きずらず
長く運動が出来るようになります。
当院の治療は野球肩にかなり効果がありますので、早く痛みを取りたい方
などはご相談ください。